
サキシママダラ
撮影地:西表島
結構蛇というのはどんなものでも思ったより木に登っているもんで、常々下ばかり見て蛇を探しているが、上を見上げても発見はある。西表島の樹上蛇の二大巨頭といえば、イワサキセダカとサキシマバイカダだが、小生はイワサキセダカに関しては樹上で見かけたことはついぞ無い。バイカダも同様で、セダカに比べれば発見は容易で、出合う機会は多いのだが、見かけるのは大抵路上だ。
尤もそう言っていたのは、今まであまり顔を上げて木の上を探していなかっただけで、目線を変えれば彼らには出会える。そうした本来の姿を期待して、撮影に息巻いていると、早速バイカダらしき蛇を見つける。いそいそとカメラを構えるとこれがザラ種のマダラちゃん。チョウチョでいうとモンシロチョウである。八重山でいうとスジグロカバマダラである。
小生マダラ自体は嫌いでもなく、寧ろ数々の変異個体を集めるくらい好きな蛇であるが、樹上のバイカダを探しているテンションでこれをやらると「お前は登らなくてもいいだろう」と小言の一つもくれてやりたくなる。

しかし、まあ、このように愛嬌を振りまいてくれるので、すぐに腹の虫も収まる。
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- 2015/03/23(月) 21:58:33|
- ナミヘビ(国産) Colubridae (Japan)
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