
ハルマヘラパイソン
Morelia tracyae ついこの前も載せたけど、今日脱皮していたので正義の写真。脱皮後のアメコンの質感は正義だ。特にこのトレーシー様はベーレンの上を行く手触りだと思う。極上のシルクの触感に東南アジアの湿気を纏い、シルバニアファミリーの趣で眼福を満たし、閨房を跋扈する妖婦が如く数多の有象無象に絡みつくその存在は至高の二文字を以て称えられるのに些かの疑問の余地も無い。

本種をダントツに爽快に表現した写真と言えば、邪悪で巨大な緑がかった体色の個体を見事な構図とそのポージングで勝利したマーク・オシー氏の一枚と、数々のモニター・パイソンを紹介してきたMr.ネシアンハープことフランク・ユオノ氏のサファイアブルーのタンフリックが戦慄を呼ぶ、これでもかと言うほどの一眼の表現の美しさとトレーシー様の爽快感が奇妙に融合し具現化した存在する奇跡の現出とも言うべき至上の一枚、その双璧が常に私の脳裏を過ぎる。アダシノの写真はその二つの塔に比べれば遙かに野暮ったく、その魅力の一片の二厘程度しか写せていない様に思えてならない。
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テーマ:生き物の写真 - ジャンル:写真
- 2013/07/01(月) 01:52:10|
- ボア・パイソン Boas and Pythons
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