
リュウキュウアオヘビ
Cycophiops semicarinatus撮影地:奄美大島
さて、今年もめくるめく黄金週間がやってきました!
去年の奄美大島散々のリベンジを果たすべく、明日(てか今日)からまた奄美大島にちょろっと逝ってまいりますが、もうすでに敗戦濃厚な気配。ピンポイントで行く2日間の気温がひ・く・す・ぎ・る・・・!
しかも、雨も降らず、風もありそうな、これは去年を大幅に下回る天候ではないかと不安たまらない。もう1週時間をずらせばかなりいい感じなのかもしれないが、飛行機が埋まりまくり。もう!あんな島この時期に行っても普通の観光客は楽しくないよっ!だから席代わってくれぃ、涙。
というわけで、去年の散々だった奄美大島を振り返ってみましょう。

去年行ったのが5月最初の週。昼間はこうした沢なんかをにょほほ~と歩いて行くわけです。
で、逆に夜はヘビ目当てで車を走らせるわけで、そうするとアスファルト道をひたすら走り回ります。こうした行為は一般に山道を散策するフィールドワークと違って、ナイトドライブとでもいえる行動で、大学の動植物系のサークルなんかでは哺乳類班がよく行いますね。まぁ、蛇屋も目的の蛇をただ見つけるためにはナイトドライブの方が遙かに効率が良いので、車を使うことが多いです。この時もまず御波布の親方殿にお目通りをとひたすら車を走らせました。しかし、ヒメハブは大量に出てくるのにホンハブどころかアカマタなんかの常連客も姿を表わさない。まぁ、ヒメハブが活発に活動しているということは明らかに気温が低いという表れでもあるので、ここは閑散たるアスファルト道よりもじっくりと沢を攻めた方がよかろうとここに来て初めてフィールドワークっぽい行動に移るわけです。

そうすると車からは目に付かなかったイシガケチョウの幼虫やらなにやら細かいものが目に付きだします。こういったものをじっくりと撮るのもイイのですが、この時はハブを見ていないということで心に余裕がありません。

アカマタなんかも出て(まぁ、この写真は捕まえておいたアカマタを昼間にポイと沢に置いて撮ったのですが…)、少しは気分が上がってきます。写真は撮ってないけど(贅沢なっ!)ガラスヒバァなんかも出て、さていよいよ親方様が!と期待しても一向に出てきません。時間は過ぎ、気温は下がり、もう後はヒメハブパーティーみたいなもんです。結構ここで寒し、もうヒメハブハ20匹以上見たいし、飽きが来てしまいます。さっさと方向転換してカエルだの昆虫だの、やっぱりヒメハブだのをまじめに撮ればいいのですが、テンションがダダ下がりなので、また車に乗り、中島みゆきをかけながらヘビドライブの邪魔をするクロウサギを冷やかしつつ、明け方まで不貞寝をした始末です。
でもって、結局ハブは出ず、おまけに半分くらい間違って写真データを消してしまったので、去年の奄美は散々でした、というわけです。
なので、今年の奄美は去年よりも悪条件が判っていながらの出陣ですから、端から期待なぞしておりません。余裕があります。でも…やっぱりハブは出てほしいです。
てなわけで、生き物のメンテと旅行準備の合間を縫って記事なぞ書いてみました。さて、もう少しやって焼酎飲んで寝よう。
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テーマ:生き物の写真 - ジャンル:写真
- 2013/04/27(土) 03:35:41|
- フィールド Herping
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| コメント:2
そうは言っても自分のような読者はやはりお写真を期待してしまうものなのです。。申し訳ない(笑)
どうかお気をつけて行ってきてください。
- URL |
- 2013/04/28(日) 00:06:00 |
- マンガ家 #-
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無事帰りました。
写真をポチポチアップしていきますので、どうぞお楽しみに!
- URL |
- 2013/04/30(火) 23:41:31 |
- 化野 #-
- [ 編集 ]