
チャイロオオカミヘビ
Lycodon effraenis だいぶ前の記事で「チャイロオオカミヘビ来たけど死着だったYO!チクショー!」って書いたんですけど、あの後すぐ新しい個体が入荷されて、サクッと買いました。ビバガの新着に載っていた個体で、それを待ち望んでいた、超極々一部のマニアです。すいません。
まぁ、こんな地味な蛇欲しがりませんわな。僕もポア・パイソンマニアとか大型ナミヘビ好きだったら、見向きもしないと思います。でも、僕はイチ蛇好きとしてすべてのヘビを愛します。そして、ここ数年はディノドン・リコドン、アジアのヘビブームなんで、そりゃ欲しかったですよ。結構広域には分布して入るようで、外国の爬虫類相を紹介するページなんかでも「普通種」とか書かれているんですけど、まぁぁぁたく入荷がない。そんなに見つからないもんかな~とは思いますが、需要もない分居てもあんまし出荷の対象とみなされないのかもしれませんね。最もここ最近は、こうした「誰が飼うンだよ」って蛇を色々と頑張って入れて下さる御仁がおりますので、ちょっと控えていただけると経済的に助かります、笑。

とにかく、地味なヘビなんですが、前にも書いたように、お腹が超鮮やかなレモンイエロー。背面の地味さとこの腹面の対比のおされ具合!
こんなチラ見せされたら、興味を持たずにはいられないじゃないですか。まぁ、詳しくは昔の記事を見ていただきたいんですが(http://adashinoren.blog95.fc2.com/blog-entry-394.html)、このグループの面白さは「擬態」に尽きると思うんですよ。ただ、この擬態ってのがクセもので、ベイツ型擬態の証明というのは思いのほか困難なようなのです。そりゃそうで、「モデル、擬態者、捕食者」って繋がりを科学的に証明しなければなりません。そんなの相当困難ですよ。感覚的に「そうなってそうだなぁ」と思うことや、書くことは簡単ですが、仮説を支持する説得力ある情報をそろえるには、ほぼ不可能なんじゃじゃないかなぁ、とも思います。そして、時には妄想すら打ち砕かれることもままあります。
以前僕は、「この腹面のパターンはある種のコブラ科の蛇に擬態していて、行動面までまねている可能性があるかも」と書いたんですが、とりあえず来たヘビはまったくそんな行動とりゃしません。上の写真はやらせですが、本来ならこういう腹を見せつけるディスプレイするんじゃないかな~?と思っていました。まぁ、この場合n=1ですから、そもそも飼育下なんで、それこそ何にも言えないんづが、ちょっと期待が打ち壊された瞬間でした。結構いじめたのになぁ…
スポンサーサイト
テーマ:生き物の写真 - ジャンル:写真
- 2010/08/03(火) 21:37:16|
- Dinodon/Lycodon
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0