先のシマヘビも合わせて、COMME CA ISM の日本の生活をテーマにしたような…いや、なんか違うんですけどね。ただ、南西諸島と比べ、内地は蛇の扱いというのが幾分かやんわりという気がするのです。青大将は農家とおおむね良好な関係を保って、シマヘビは駆け抜けていく無害な隣人、ヤマカガシはよく子供のおもちゃになっていたようですし(毒蛇ですが)、シロマダラは墓場蛇。なんとなく、昔の日本の生活には、傍に蛇が居たのです。 まぁ、流石にマムシは敬遠されますが、ハブ酒と違って割とマムシ酒は一般の人が「マムシが居たべや」と簡単に漬ける身近なものの感じがするのです。日本の生活をしていると蛇は身近な動物だったわけで、沖縄や諸外国のように、時には神聖視されるような特別な恐ろしい存在という側面がそうとう希薄だと思います。