Marmorosphax tricolor ニューカレドニア、コギ山にて
ニューギニアのスキンクの中では、比較的大型で、見栄えのするこのトカゲは、湿潤な森林でよく目につく。目が割合大きく、首が太い。東南アジアの
Sphenomorphis に似たような姿をしたトカゲが何種かいる。僕は以前ボルネオに行った時、
S. haasi だかを撮影して知人のスキンク好きに見せたら、知人はえらくそのスキンクを褒めていた。同じように、本種もまたスキンク好きには称賛されると思う。ただし、どちらも分布域においての持ち出しの規制が厳しく、ペットとして流通することはまずないだろうが。
森ではこいつに混じってリゴソマやスベトカゲみたいなちっこい
Nannoscincus や
Caledoniscincus がちょろちょろと林床を走り回っていた。
M. tricolor はその名の通り、幼体時の色とりどりな体色が美しい。しかし、成長に伴いその色味は薄れ、3枚目のような渋いトカゲに育つ。1,2,3枚と各成長段階を載せたが、種小名に合い、一般的な世間の美しさの評価の支持が得られやすいのは、この幼体時だろう。逆に生粋のスキンクマニアは、3枚目の成体に魅かれるかもしれない。
(使用カメラ:OLYMPUS E-620)
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テーマ:生き物の写真 - ジャンル:写真
2010/05/13(木) 23:45:07 |
トカゲ Lizards
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日本では馴染みないものでも、結構素敵なものが外国には転がっていますね。
このトカゲは成熟すると3枚目のように斑紋がほとんどなくなって、ツルペタのスキンクとなるようです。
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2010/05/20(木) 20:28:44 |
化野 #-
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