
いまや沖縄のいたる処にシロアゴガエル
Polypedates leucomystax がはびこり、ついには石垣島にまで進出した。そして、帰化地域では他のアオガエル科が繁殖を行なわない夏の時期に繁殖を行い、爆発的にその数を殖やす。

繁殖期の水場周りはグェグェとシロアゴたちの宴が毎夜繰り広げられる。

シロアゴガエル自体は僕も嫌いでないし、魅力的なカエルだと思う。それは悪名高いオオヒキガエルとて同じことで、彼らが根っからの悪者というわけでは決してない。

現地でグェグェやってる彼らだが、同時にその宴は在来の者達にとっても宴となる。この池の周りではシロアゴを求めて多くのサキシママダラが集まっていた。そして、しばらく池のほとりに座っていると悲痛なグキャァーという叫びがこだまする。

その現場に駆け寄れば、サキシママダラがしっかりとシロアゴに巻きつき飲み込んでいる最中だった。そして、その前では我関せずと別のシロアゴがとまっている。今そこにある危機、とでもいえようが、シロアゴガエルは動かない。
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テーマ:動物の写真 - ジャンル:写真
- 2008/07/06(日) 23:27:38|
- カエル Frogs
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