Bavayia sauvagii コギの森は、常に強風と豪雨に見舞われておりました。時折それらが収まるかに見えても、また2,30分も経てば再び森は狂騒の最中に舞い戻るのです。そんな中でもこのババイアは至る所に姿を現し、僕の折れそうな心を支えてくれました。
B. sauvagii は比較的細身のババイアですが、尾が長く、それ故非常にプロポーションが良いように思えます。また、模様にかなり個体差が見られ、個体毎をじっくりと見ていく楽しみもありました。何の変哲もないヤモリに見えて、同地に生息するラコダクティルスやクチサケヤモリのように、尾先に薄板を有しているのです。再生尾であろうと薄板は復活し、こうした特徴は、似ても似つかない他のニューカレドニアのヤモリとの類縁を感じさせます。
「Serpent Gothique」の管理人さんがよくババイアを羊歯の上で撮影しておりますが、実際に、現地でもこのように沢沿いに生える羊歯上で佇んでいるのをよく見かけます。氏のセンスには脱帽いたしました。
(使用カメラ : OLYMPUS E-620)
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テーマ:生き物の写真 - ジャンル:写真
- 2010/03/17(水) 12:15:15|
- ヤモリ Geckos
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| コメント:3
ヤンバルの沢と一緒じゃないですか。
今度ガーゴイル持って行って写して、ニューカレドニア行ったことにしようと思います。
- URL |
- 2010/03/17(水) 15:25:56 |
- higa #-
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シダの上にババイアとか、ホント天国みたいな場所ですね。
ヤモリとシダはよくマッチしますよ。
なんというか、シダには熱帯のイメージの中にも清涼感が見受けられます。
葉の形状が独特だから滅多に被写体を乗せられませんけどね。
- URL |
- 2010/03/17(水) 20:27:32 |
- Ridleyi #-
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>higaさん
ヤンバルでのフィールドワークが良い経験になっているので、外国に行っても応用が利きます。
ガーゴイルだったら、より乾燥した環境にいるらしいので、名護の公園とかの方がよさそうです。末吉公園でも良いかもしれない、笑
>Ridleyiさん
管理人さんがあの森に行ったら狂喜して失禁することでしょう。文字通りヤモリとウミヘビには天国みたいな島だと思います。
シダはかなり種類があったのですが、まるで見当がつかず。ババイアがいるのは主に写真のようにクロヘゴみたいな大きなシダでした。
- URL |
- 2010/03/19(金) 07:20:26 |
- 化野 #-
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