Groveling things

爬虫類やらその他のイキモノ

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銀の肖像


ホンハブ Protobothrops flavoviridis
久米島 Kume Island

Protobothrops flavoviridis

帰宅、帰宅。台風のせいで遅れやした。

 戯れに購入した【フランス語博物誌 動物編】が思いの外面白い。動物学者ではない著者の方が80代になってから書き纏めた書なのだが、本朝の動物の語彙も同時に集められ、動物に対する語彙の収斂性が面白い。
 たとえば「爬虫類」を意味する単語で元のラテン語 "reptile" は「這う "repre"」の名詞化であり、現在広く爬虫類を指す語彙よりヘビという側面を濃厚にもつ単語であるらしく、ヘビの「這う」という行動にその源流を求められるようだ。本朝での「ヘビ」も咬むという意味で「ハム」もしくは「ハミ」から転じた解釈がやや主流のような印象を受けるが、これが同時に「這う」という意味合いも有しておりそちらが語源になった可能性も著者は指摘している。ただし、この混乱については【郭公のパン】に詳しくとあるので、こちらも購入して読み比べてみたい。ヘビを指す語彙は殊の外多いので、一つ一つを調べてみても終りの見えない長いヘビかウロボロスヘビのようで飽きるところがない。かくも蛇とは魅惑的な生き物なのだ。
 ドイツ語の "Schlange" は「巻きつかせる"schlingen"」が語源のようで、このあたりは着眼点の違いであろうか。フランスというとレーサー系のヘビが多く、ハシゴヘビなんぞ見ても素早く這って去るイメージがある。ドイツと言えばNatrix か Vipera くらいしか思いつかないから巻きつくとはどういった視点なのだろう。最もヨーロッパのヘビ相にはまるで明るくないので、実際はもっと多様なんだろうけど。Natrix がラテン語「からませる"nere"」から派生したもので、「泳ぐ "natare"」となり、水辺に多い natrix となったのならば結局のところ「這う」という行動に落ち着きそう。

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テーマ:動物の写真 - ジャンル:写真

  1. 2009/08/08(土) 11:18:49|
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