
ハルマヘラパイソン
Morelia tracyae 来て二か月近く。
マウス(活・冷凍)・ラット(冷凍)・ヒヨコ(活・冷凍)を与えてみたがまるで食わず。本種をいくつか扱った経験があるショップの知り合いに聞いてみると、最初の餌付けはウズラが良いというようなことだったので、都合よく生きた親ウズラを入手したので与えてみる。
ケージに投入してしばらくすると、ドッコンドッコンとアタックする音は聞こえてくるものの一向に締め上げたような音が聞こえてこない。様子を見るとウズラは健在だったので、しゃあないとウズラを〆る。〆る際首がひっこ抜けちまって、えらいあったかい血がドピュドピュ出てスプラッタ劇場。
そのまま血付き、首なしのウズラを放置してたら、匂いをしきりに嗅いでいる。鼻先も摺り寄せている。これはいけるのではないか!と俄かに期待し、後は放置。

翌日ケージを覗いてみれば、冷え切ったウズラの死体が一つ。
食っちゃいねぇ。
こういう状況を慨然というのか知らないが、兎に角、憤って嘆いた。
ハルマヘラパイソン。何が気に食わんのか。頭がなかったのがいけなかったのか。ケージに高さが足りないのがいけないのか。僕が嫌いなのか。
本種やモルカンパイソンの行動を見ていると、どうも樹上性傾向が強く、グリンパイに似た感じのとぐろを巻き落ち着いていることが多い。別に慣れた個体ならば、登り木など要らぬだろうし、地表性ぽい飼い方で問題はそうなかろう。
ただ、慣れるまではやはり高さのあるケージで飼育し、餌付けは樹上から下の獲物を狙い、ぶら下がって巻きつけるような状況が良いのかもしれない。
同便で入荷した他の全ての個体たちもまだ餌付いていないということを聞いたので、特別この個体が神経質ということではないのだろう。環境と状況を整えてやって、再度給餌に臨もうではないか。
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テーマ:爬虫類 - ジャンル:ペット
- 2009/05/29(金) 04:06:51|
- ボア・パイソン Boas and Pythons
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