
サキシマヌマガエルが日本のアカガエル科の中で一番可愛い、と以前書いたが、ヒキガエル科の中で一番可愛いものは?と聞かれたら迷わずミヤコヒキガエル
Bufo gargarizans miyakonis を挙げる。多分世界的に見てもこのヒキガエルは可愛い。中々写真ではその可愛さが伝わらないが、現物のコミカルな動きと愛らしい姿を見れば納得してもらえるはず。

森や道路にいくらでもいる。

僕に見つかって、慌てて倒木を上り逃げようとするが、手足が短いので登れない。

結局登れず、こちらを一瞥して森の奥にボフボフ跳ねて消えていった。

色彩には意外と多型があり、ちゃんとしたヒキガエル模様の奴からほとんど無地の様な奴もいる。畑には写真のように土の色と似たような個体が多い気がする。
ミヤコヒキガエルはこのように素晴らしいヒキガエルだが、去年からだか市の条例で島外に持ち出す事が禁止されてしまった。つまり、宮古島の個体はペットとしてもうお持ち帰りすることが出来ない。研究用にも、持ち出す際はかなり面倒な手続きが必要だという。
しかし、本種は南大東島に帰化しているので、これなら持ち出しは容認されるかもしれない。なにより南大東では外来種。昨今、ヒキガエル類は外来生物法でかなりマークされているタクソンだが、このように、帰化した地域のものを捕獲し、徹底した管理下において飼育する分にはいいんじゃないかとも思う。勿論特定外来種に指定されているオオヒキガエル
Bufo marinus なんかはそれに当てはまらないが。
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- 2008/06/10(火) 02:27:26|
- カエル Frogs
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