Groveling things

爬虫類やらその他のイキモノ

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今年初蝮

P5250872.jpg
ニホンマムシ Gloydius blomhoffii
撮影地:福岡県早良区 曲渕

 夜の田んぼでマムシ撮影。

+P5250863.jpg
 でっかい雌で、傍には雄がいたのでカップルだったのかもしれません。福岡に来て思うことは、かなりマムシの数が多いなぁということです。市内からちょいと車で山に行けば一田んぼでそれなりに数が見つかります。頻度で言えば沖縄の田んぼにヒメハブが落ちている感じでしょうか。まぁ餌が判りやすいですし、他にカエルを狙うような夜行性の蛇がいないので、おのずと夜の田んぼではマムシばかりになります。
 
+P5250875.jpg
 とか何とか言ってたら、ちょろっとヤマカガシも出てきてくれました。赤い色彩が入らない黄土色タイプ。普通に赤い色彩が入るタイプも福岡では混在しているようです。
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テーマ:生き物の写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/05/26(日) 08:57:22|
  2. クサリヘビ Vipers
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脱皮直後

チモールパイソン
チモールパイソン Python timorensis

脱皮直後が余りにも美しかったので。

 割と駄目駄目な状態で売られていることの多いニシキヘビですが、仕上げると他のネシアンパイソンに負けない艶と輝きを取り戻します。その質感はしっとりすべすべとトリートメントのCMのような手触りになります。この肌を保つコツは、渓流の滝の前で涼むあのさわやかで適度に保湿される感じを再現することです。

テーマ:生き物の写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/05/23(木) 02:22:40|
  2. ボア・パイソン Boas and Pythons
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てへ。

ホンハブ
ホンハブ Protobothrops flavoviridis
撮影地:鹿児島県 奄美大島

みなさん!こんばんわ!

 えっと、言い訳です。最近は暖かいじゃないですか。そうすると仕事が終わると居てもたっても居られずお山に生き物を探しに行ってしまうんですよ。そして、お山に言ってない時はビールが美味くなる時期じゃないですか。呑んでいるのですよ。なので、連絡しなかったりする方すいません!ほんとうにもう、すいません。今も2名ほど「あのクソメガネ、連絡もよこさないで、なんて奴だ!」と思っているかもしれませんが、すいません!

 気づいたら、即行動。もう、にんげんとしてまっとうな行動ですね。そしてこまめなメール返信がモテるコツなのです。というわけで、多分明日からモコモコと変化します。

ホンハブ
 とりあえず、お詫びのしるしでハブのお写真。一枚目の白バックはおもくそ咬蛇姿勢で、この格好の時が一番危険です。奄美のホンハブは他地域のハブと違って、かなり機敏で、リーチも長く、勘も良い攻撃兵器ですので白バックの時とは言え気が抜けません。
 2枚目の写真も一見咬蛇姿勢ですが。これは撮影に飽きてみょーんと伸びている写真です。この時は比較的安全で、レンズでも近づけます。尤も、本人にやる気があればすぐさま頸を縮めて攻撃可能な姿勢に転換出来るので油断は禁物です。

 面白いのは、目の動向で、やはりハブも緊張していると眉間にしわが寄るのか、瞳は1地目の時のように猫目になったままです。これは周りを真っ暗にしていてもそこまで瞳が開きません。しかし、ちょっと落ちつけてやってから暗くすると比較的早く瞳は開いてきます。単に明暗に対する反応ではなく、ハブの心情も瞳には表れているようです。

テーマ:生き物の写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/05/22(水) 00:07:18|
  2. ホンハブ Protobothrops flavoviridis
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竹よ、竹よ。

モウソウチク
モウソウチク Phyllostachys heterocycla

 植物でありながら、緑の環境破壊と言えるような竹害を齎す竹。

 竹が蔓延れば、植生は単相化し、地域の多様度が低下する。竹林で隆盛を誇るは、切り株から発生する大量の蚊の軍勢。竹よ、竹よ、忌み嫌われながらも隆起するその姿は何故にそんなに美しいのか。

テーマ:生き物の写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/05/17(金) 00:27:08|
  2. 未分類
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ニホンカナヘビ

ニホンカナヘビ
ニホンカナヘビ Takydromus tachydromoides

 あっちゃこっちゃでガサガサ。腹の大きな妊娠メス。尻尾はブチ切れてるね。

ニホンカナヘビ

 トカゲが逃げる時のガサガサ音ですが、慣れればカナヘビとスキンク(ニホントカゲ)の違いが判るようになります。ちょっと軽い感じで動くのがカナヘビで、重い音を立てながら這うのがニホントカゲ。まぁ、これは感覚的なものなので言葉にするのは難しいですが、体型を見てもわかるようにスキンクの場合地面に接する面積が広いため、より重厚なガサガサ音を立てるのでしょう。南西諸島ではこれにキノボリトカゲやら小型のヒメトカゲなんかも加わってきますが、やはりそのトカゲ独特の逃げ音というのはあるような気がします。
 そして一際大きく、長い音を立てるのは昼行性の蛇たちで、この音が聞こえたら逃げる数歩先を見据えて手を伸ばします。尤も、コブラがいる地域ではかなり気を付けてこれをしなければなりませんが。

ニホンカナヘビ

テーマ:生き物の写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/05/16(木) 23:15:35|
  2. トカゲ Lizards
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業務連絡。

Protobothrops jerdonii
ナノハナハブ Protobothrops jerdonii

ええと、数日前に携帯をトイレへドボンしてしまいまして、アドレスや番号のデータが全てお釈迦になってしまいました。駄目駄目なことにバックアップを取っていなかったため、復元のしようもありませぬ。
 これを見た知人友人の方はお手数ですが、今一度ワタクシあてに「名前、電話番号」を表記したメールを送信下さいますようよろしくお願いいたします。

お手数掛けて申し訳ありません。

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  1. 2013/05/15(水) 19:10:37|
  2. クサリヘビ Vipers
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シロマダラの宴

シロマダラ
撮影地:佐賀県三瀬村

 さて、先日アナウンスしたヘビ、シロマダラでござい。

 幻のヘビとまで言わしめるDinodon最北種。夜行性で隠遁性も強いため中々一般人は出会う機会がないヘビですが、居る場所に行けばそれなりに見られます。とはいうものの福岡に帰って、見つけたのは今回が初めて。先に書いたように「居る場所」を見つけるのがまず重要です。
 シロマダラを探す時は事前に昼間、トカゲ類が多い林道なんかを見つけておきます。やはりスギ林よりも広葉樹林で様々な植生が見られる方が良いようです。昼間動けば他のヘビなんかも見つかりますしね。そういう環境で道に面した法面が森の合間合間にいくつもあればベストです。法面には排水管がついていますから、それが埋まっておらず、かつコケや草本がわかわかしている穴ポコがいくつかあれば言うことはありません。あとは気温の高く、あまり風のない日を選んで、夜懐中電灯と先を曲げた針金を持って出かけましょう。
 昼間下見をした排水管をいくつも覘いて行くと、入口付近でまったりしているシロマダラ達が観察できます。法面の排水管はヘビたちの利用率が高く、シロマダラの他、アオダイショウやシマヘビなど昼行性のヘビたちが寝ている姿もよく見かけます。沖縄ですと、かなりの確率でアカマタが詰まっています。
 先日シロマダラ探索をした日は、最低気温が明け方でも20℃近く、かつほぼ無風で、小雨がたまに降り湿度も高いというヘビ観察には絶好の日和でした。まぁ平日でしたので、2時間ほどの探索でしたが、結局法面ではシマヘビ4匹、シロマダラ3匹が観察されました。予想通りの結果にほくそ笑みながら、針金を排水溝に差し込みチョイとヘビを取り出します。
 
シロマダラ
シロマダラ Dinodon orientale
 まず1個体目は大きなメス。時期的に、これからはシロマダラの交尾季なのでこれは嬉しい得物です。マダラヘビの場合、雌雄で行動に性差があるのか、野外で見つける個体はやたらとオスばかりが多い印象を受けます。以前西表島で一晩で48匹ものサキシママダラを観察しましたが、このうちメスはわずか4個体しかいませんでした。アカマタなんかでもナイトドライブで見つかるのは大抵の場合オスです。

シロマダラ
 メスを得たので、オスはいないかなと探してみると、すぐに近くの排水孔でいいサイズのオスがとぐろを巻いていました。オスはメスに比べてやや角ばった幅広い頭をしています。サキシママダラで、ですが以前「マダラヘビは雄雌で顔が違う!」と思って頭幅と頭長、その他ちょこちょこ形質を計って検定にかけたところ有意差が見られ、感覚的な雌雄の顔の違いが統計的に証明されました。尤も、これはある程度成熟した個体でないとひっかかないようなので、別に雌雄判別などに使えるものではないのですが…

 あ、ちなみにトップに挙げている個体は3匹目の小さいオス。このサイズだと顔の特徴が曖昧なので、素直に尾部で性判別を致します。


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  1. 2013/05/11(土) 00:15:55|
  2. ナミヘビ(国産) Colubridae (Japan)
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若大将

アオダイショウ
アオダイショウ Elaphe climacophora
撮影地:福岡県早良区

 今年初のアオダイショウは幼体斑の残る若大将。じつは奄美から帰ったその日、その足でちょいと山へ出かけたら逢いました。奄美ではずっと夜の蛇探しだったため、こうして内地で昼にエラフェを見つけるような蛇探しは何だか健全な気がします。

 とは言うものの、福岡の今日の余りの気温の高さと雨が降る前の高湿度という素晴らしい条件が重なっておりましたので、先ほどまで夜のお山へ出かけておりました。勿論狙うは夜の蛇、白黒のあいつです。楽しい結果はまた明日アップいたします。

テーマ:生き物の写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/05/10(金) 02:01:33|
  2. ナミヘビ(国産) Colubridae (Japan)
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縦構図のハブ

ホンハブ
ホンハブ Protobothrops flavovridis
撮影地:奄美大島 宇検村

 今回見つけたハブがちっこかったんで、あまり写真にやる気がないだのすっぺただの言いましたが、一応ちょっと満足した写真がこれ。模様と色彩がゴージャスなので、縦構図でそれらを見せた方がハブは映えるような気がします。
 そして、もう1年ぶりくらいにハブと対面したわけですが、やはりこのヘビは危ないですね。ちっこいちっこいと言いながらその毒は大人と何ら変わることありませんし、僕にはある事情で致命的です。なにより、撮影しているとハブは他の蛇と比べて勘が良いような印象を受けます。

 それは撮影者の動きを非常によく認識していると感じるためです。勿論ピットを使って我々恒温動物の一挙一動は正確にとらえているのでしょうが、それ以上に撮影者の呼吸を読んでいるというか、自分に向けられている注意を敏感に感じているフシがあります。これは大型のニシキヘビなどもそうですが、こちらが撮影中の緊張している間は向こうもじっと動かず、こちらの呼吸に合わせてくれているようなのですが、いざシャッターを切り、こちらがほっとした瞬間に飛びついてくることがままあるのです。
 当然フラッシュの熱などに反応する場合もあるのですが、それがない時にもこちらが気を抜くと飛びかかってきます。また、僕の場合外部ストロボを手で持って、内臓ストロボと同調させて写真を撮っているのですが、そのストロボを持った手の動きをよく見ています。ヘビ自体は顔を動かさなくても、こう、ピット使ってるぜ!みたいなアトモスフィアーを出してくるわけです。はっきり言って僕の撮影法はかなり危ないのですが、それ以上にこの心地よい緊張感と、自分が大好きなヘビを美しく表現したいという欲求に体が動かされて、この危ない蛇たちを求めてしまっているのです。

テーマ:生き物の写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/05/06(月) 00:32:32|
  2. ホンハブ Protobothrops flavoviridis
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アマミヤマサギ幼鳥

アマミヤマシギ
アマミヤマシギScolopax mira
撮影地:奄美大島 宇検村
 
 兎に角、奄美大島は夜間寒いと爬虫類はほとんど見られないんですが、恒温動物は元気いっぱい。アマミノクロウサギはうっとおしいほど道路を横切るし、アマミヤマシギは牛糞のようにポテポテと落ちてます。こうした動物を撮ってもいいのですが、爬虫類用にカメラをセッティングしているので、動物用にレンズ交換がめんどくていつも車中から「いるね~かわゆい!」と眺めるだけ。
 この日もヤマシギがいっぱい落ちていましたが、通り過ぎて「ん?」と異変に気づきます。なんだか今のヤマシギでかかったななぁ。モコモコ度が130%だったなぁ。と車を止めて降りてみれば、ヤマシギのいた場所に毛玉2つ。
 幼鳥でした。親の方は僕の姿にビビって飛んで行ってしまったようですが、鳴き声は近くで聞こえているので様子をうかがっているのでしょう。雛も雛で不安がってプープー鳴いています。可愛そうなので、そそくさと写真を撮っておさらばです。ちゃっちゃと撮ったので現物はちゃんと観察してないんですが、いざ画像見ると「可愛いなぁ」と。ハブに食われたり、アカマタに襲われるのは良いけど、車に轢かれたり、マングースには食われるなよ!と祈りながら再び夜の森を散策するのです。

テーマ:生き物の写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/05/04(土) 18:55:51|
  2. 鳥 Birds
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一年越しの邂逅

ホンハブ
ホンハブ Protobothrops flavoviridis
撮影地:奄美大島 宇検村

 さて、今回の奄美旅ではようやっとハブが出てきてくれました。それも2日目。初日は日暮れまで比較的気温も高く、これはいけるかも!?と思ったんですが、さんざ探し回った挙句、ハブの波の字もなく、ヒメハブすらチョボチョボという結果に。日が落ちてからなんとか21度をキープしていたのですが七時、八時と過ぎていくうちに、19度くらいまで落ち込んで、あとはこれにマイナス1,2度というなんとも肌寒い気温に。これでガッツリ冷え込むとヒメハブはたくさん出てきてくれるのですが、この中途半端なチョイ寒いくらいの気温ですと、なんにも出てきてくれないという典型。おまけに結構カラリと晴れていましたので、カエル類も少なく、いつも行く水場も水が少ないため常連客のリュウキュウカジカやヒメアマガエルすらチョボチョボという具合。当然アカマタやヒバァなんかのナミヘビも出てこず、中島みゆきの根暗ソングが頭をよぎります。
 あぁ、今宵も波布には逢えナイツとか思っていると、とある農道で不穏な光の反射。今のパターンは!?アイツしかない!と車を停めてダッシュで戻ると、出てきてくれました!

+P4299697.jpg

 奄美が誇る美コブラ、ヒャンです。これまで何回か奄美には行っていますが、ヒャンは外したことはありません。まぁ、2回はD.O.Rでしたが、死体でも美しすぎるヘビなので、そそくさとアルコールに漬けて標本にしたのは言うまでもありません。はっきり言ってハブよりも遭遇率が高いので、奄美ではそんなに珍しい蛇ではないのかもしれません。尤も、農道の草むらの影から10センチくらいしか出ていなかったものを見つける僕のヒャン眼が有ったのからかもしれませんが(プチ自慢?笑)。

 ナイトドライブでヘビサーチを繰り返していると、独自の蛇眼というのが出来てきます。そして、この蛇眼を持つとハペ屋でフィールド重傷者がかかるやんばる病(落ちている小枝や細長い葉っぱ、サトウキビがヘビに見えてくる病気。主にやんばるでナイトドライブしている人の間で勝手に呼称していました。小石や枯葉はカエルに見えるバージョンもあり)に自覚症状が芽生えて、かつその的中率は半端ないものになります。どういうことかというと、やんばる病は少しでもヘビに似た葉っぱなんかが落ちていると「今のはヘビっぽいけど葉っぱだよなぁ…」と思いつつも車を止められずにいられない恐ろしい病気で、かつ少しでもそれが葉っぱと思ったら間違いなく葉っぱであるという無残な結果が待っているのです。しかし「今のは蛇ではなかったか!?」という認識で車を降りると必ずヘビである嬉しい必然もあるのです。この葉っぱという疑惑とヘビであるという期待が脳に生じた時、生理学的見地で検出すればおそらくアドレナリンの血中濃度が有意に異なっているはずです。なら、確信した時だけ降りろよとは思うのですが、それが出来ないのがこの病気の難病たる所以なのです。

+P4299715.jpg

 とまぁ、この時は確実にヒャンを確信しましたし、僕のヒャンに対する自身は揺るぎなきものなので、悠々と対面することが出来ました。しかし、少しでもこのヘビを撮影したことのある人なら分かると思いますが、こやつはまったく撮影に向かないヘビなのです。この美しすぎる色彩を何とか良い写真に収めてやろうと思っても、ユルユルユルユルユルユルユルユルンとエンドレスでずーっと動き続けるのです。ヘビ撮影お得意のカップ被せや掌で包んでみても、それらをどけた瞬間「あ!どいた」という感じで、またユルユルしてしまいます。色彩が色彩なので、もういいや!とコンデジなんかでパッと撮っても美しく写るのですが、それは写っただけで「撮った」ことにはならない!と偏屈な僕なんかは思うわけで、このヘビを見つけるといつも「やった!」と思う反面、どうしよう?と思うこともしばしば。そんなわけで、顔面写真なんかでお茶を濁します。

+P4299722.jpg
 この種特有のチクチク尻尾も撮ったし、十分です。ほ、ほんとだからねっっ!


ホンハブ
 さて、ヒャンとの邂逅も済ませましたし、次にはハブです。

 ああ、かわいらしいですね。色もきれいです。黄金色に輝いてらっしゃる。モルカンパイソン、ニビイロアリノハハヘビと黄金蛇は数あれど、最上級におわすは矢張りホンハブです。し・か・し、小さい…。ハブが出てきてくれただけで御の字。前々回の日記も「期待しないよ!」なのに思いっきり期待している僕がいたわけです、苦笑。なので、折角出てきてくれたハブには申し訳ないけれどイマイチテンションが上がらず、写真もおざなりに。

ホンハブ
 瞳を開いた写真もまた撮りたかったのですが、なんかイマイチ。これでは滾るハブパッションが抑えられないので、最終日空港に向かう前にハブセンターに行って大人のハブを見てきました。

P4299809.jpg
 もう、こんなぐちゃぐちゃに。

 このサイズのハブが1匹でも出てきてくれればどんなにか達成感が違ったことでしょう。

+P4299806.jpg
 展示されてある最大級の個体などは頭が中学生の拳ほどもありましたからね。

P4299801.jpg

 そして、極めつけは全身フルストライプの変異ハブ。時に明記されず雑居ケージの隅でこじんまりとまとまっていましたが、相当珍しい個体です。一人興奮して「うわー!これは珍しいですね!フルストとか滅多に捕れないんじゃないですか!?」と飼育解説員(?)らしきにーちゃんがいたので喜んで話しかけてみると「ハブの模様は人間の指紋と同じで、一つとして同じ模様を持つ個体がいないのです。この模様は有名な大島紬のモデルとなって…5%'&''JOPMP`<,P{=)#<云々」と百円入れて解説しだすスピーカーみたいなことしか言わないので、半分絶望と満足を携えてセンターを後にしました。しかし、飼育されているハブというのは、なんでああも小汚くなるのでしょうか。

 野外で見た時の興奮度は確かに違いますが、冷静になって観察しても、野外個体の肌のつやや張り、そして発色は飼育個体からはうかがい知ることのできない程に美しいものです。先の大島紬の模様も、月下に照らされた野性のハブから着想を得たという逸話が伝わっている程で、飼育個体しか見ていない人はなぜそんなにハブの模様を褒めるのだろうと思うはずです。

 これは一つに展示されているハブの多くが乾燥しすぎた環境で飼育されていることが想像できます。ハブの鱗はキールだった荒いやすり状をしています。こうした鱗は一見乾燥に強いものが多いのですが、逆に水にも馴染みやすい特徴を備えています。つるつるの鱗を持ったナミヘビなんかは水をかけても水滴は鱗で弾かれたようになりますが、ザラ鱗の蛇の場合、毛細管現象のように体表の隅々まで水がいきわたる感じがするのです。そして、このしっとりした時こそ、その鱗に刻まれた色彩、斑紋が輝きを持って表現されるのです。なので、ハブを飼育する施設の方には是非ケージ内の湿度保持を考えて、せめてミスティングシステムを設置してから展示してもらいたいものです。

 また、体色の暗化や色のくすみは、これは単にストレスの問題だろうなとも思います。明るい色彩のワイルドのヘビを飼っているとわかるのですが、環境に馴染んで人がいようが昼間だろうが平気で餌などとりだすと、やはり発色が良くなります。逆に飼い始めは、明らかにいじけたような色彩になっています。ヘビは一日のうち劇的な色彩の変化をする種は少ない(というかちょっと前に記載されたミズヘビくらい?)ですが、多少の明暗等は案外コロコロと変わるようです。そして夜行性の種ならば夜に、ストレスの無くなった個体ならばリラックスしている時に最高の発色を見せてくれます。展示するという目的上、中々暗い環境で飼育展示することはできないでしょうが、もし「綺麗なハブを展示したい!」と思う係員がいれば、飼育下でのCB化を目指し、はなから飼育環境に馴れた展示用のハブの育成に取り組んでもらいたいとか思っています。

テーマ:生き物の写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/05/01(水) 23:32:36|
  2. ホンハブ Protobothrops flavoviridis
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プロフィール

アダシノレン

Author:アダシノレン
ノーダリニッチ島へ

修士[理学]


Mail : アルファベット小文字で,b.candidus@gmail.com



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使用カメラ : LUMIX DMC-FZ50
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