
オスアカウシサシヘビ?
Ithycyphus miniatus?
以前載せたペリネヨルモリヘビと同じ構図で。
ちょっとまえにマダガスカル便で、ウルスウシサシヘビ
Ithycyphus oursiとして入荷して、その名で売られているが、どう見ても図鑑に載っているようなウルスには見えない。ウルスならば上唇板に明瞭な白い色彩が入るし、体色も灰色がかるはず。この属は鱗相がかなり被るので、形態形質で同定しようと思ったらいろんなのを動員しなくちゃならないようだけど、単純に色彩で見ると、幼蛇のオスアカウシサシに似る。
オスアカウシサシはその名の通り体色に性的二型があり、成熟したオスは体の後半部がやや赤みを帯びる。まぁ、ペリネっぽくなるわけだ。しかし、顔つきがかなりペリネとは異なるし、体前半部の色彩はベージュからやや灰色がかる。メスの場合は写真の様な色彩にちょっと灰色が入ってくる。比較的大きくなる種で、オスの赤くなった姿はペリネに勝るとも劣らずかっこいいのだが、写真の個体は残念ながらメス。国内にいくつかは行ってきたし、売れもしていないのでのんびりとオスを探すのもよかろう。
飼育は非常に容易で、大人しく、死なない、丈夫なゴニオソマと言えば判る人にはわかるかもしれない。
そういえば、ペリネに関してだが、餌をしばらく食べないなーと思っていたら、ばっちり発情していた。早速ペアリングさせてみると猛烈に今までメスと思っていた個体がもう1個体にアタックする。そして、そのラヴ行為から必死に逃げるオス。どうやらオスオスだったようでがっかり。なんとなくゴニオソマ感覚で尻尾見ていただけだから間違った。しっかりつっこまにゃいかんね。というわけで、メスが欲しい今日この頃。ペアそろえれば多分殖やせる。
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- 2013/03/24(日) 23:21:50|
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キタマダラ
Dinodon septentrionale 久々に蛇でエア吐血。しかも人の蛇。
キタマダラを入手した時も半分吐血したけど、今度の蛇では全吐血する。
蛇についての吐血は、まず野外では、岸壁に張り付く2mクラスのサキシマスジオを見た時初めて野外吐血して、ニューカレドニアでキマダラウミヘビが次々と上陸してくるビーチで青空吐血。案外カッパヘビの時は鼻血程度で済んだけど、久米島でナイトドライブ中に銀のクメハブ見つけた時は車内から盛大に吐血した。
買ったヘビなんかでは、
Lepturophisで小吐血。そのあと2年位で死んでしまって大吐血。チャイロオカミヘビが死着していて吐血し、想像以上の素晴らしさだったミナミマダラで失血した。
私の血はいつも不足しがちで、輸血には蛇の力がいる。そういうわけで、私は日々吐血するのです。
Bungarus candidusを見たら既にあまりに好きすぎて、全てが一巡して平静に接すると思う。
あ、ブログのデザイン変えてみました。
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- 2013/03/16(土) 22:56:03|
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こんど福岡でちょろっと個展をやります。
知り合いのダイニングバーでやらせて貰うんですが、このお店はまずダイニングと付いているだけあってバーなのにしっかりと飯が食えます。そして、バーなのに新鮮な刺身が食えます。刺身が食えるということで、旨い日本酒が揃えてあります。つまりは美味バーなのです。
マスターが実は重度の爬虫類人なのですが、それを隠す爽やかさを兼ね備えています。なので、普通の人が普通に行けるバーです。そんな空間にちょこっとだけ爬虫類系を演出しちゃいます。開催情報は以下の通り。
【Vanilla Kitchen】福岡市中央区天神3丁目4-17
天神ウイング1ビル 6階C号室
電話 092-732-3616
3013/3/22-31
お時間ありましたら覘いてやってください。僕も居たりします。
- 2013/03/15(金) 01:33:57|
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ペリネヨルモリヘビ
Ithycyphus perineti Ithycyphus属はウシサシヘビ属という和名があるので、ペリネウシサシヘビとも。ただし、ヨルモリヘビという響きが素敵なので、この種に関してはそう呼んでいきたい。オオガシラ
Boiga属のマングローブヘビなんて例外もあるわけだし。
大体1年近く飼ってくると、ここまで美しくなった。このグラデーションの美しさは数ある樹上性ヘビの中でも随一だろう。いや、あんまし興味ない人にとっては地味なヘビなんだろうけど。

2個体を飼育しているが、こちらはイマイチ。飼い込めば美しくなるかも知れんが、どことなくこの種は最初から美しいものは美しくなるし、小汚いものはそれなりにしかならない。
一応ペアとして購入したが、ひょっとしたら百合百合かも。しかし、こうして見るとまるで顔つきが異なるので、上に挙げた丸っこく優しい顔つきした個体がメスで、下のキツネ顔がオスなのかしら、と思っている。まぁ、突っ込めば済む話なんだけど。
これで性別があってたら、色彩も性差があるのかもしれない。実際この属にはそういう種がいるわけだし。
なんか今回の記事は言い放ち口調。
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- 2013/03/11(月) 00:46:45|
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