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Groveling things

爬虫類やらその他のイキモノ

ゲハイラ

Gehyra sp.

Gehyra sp.

 九レプで買ったもの。

 今年は何も買うまい、と思っていたのに、あっさりと購入してしまったじゃないですか。毎回毎回九レプは面白い発掘があっりするんで、パックの山を掻き分けずにはいられません。今年もドラゴンハープではオキシジャンセンが出ていたのですが、やはりハイブリ特有の「何となく座りの悪い形態形質」に左右されて見送ることに。会場でアレどんだけの人が気付いたのかな。それにしても同ブースのマンダリヌスはでかかった。

 で、買ったものですが、多分 Gehyraoceanica なんじゃないかなぁと。一応産地を聞いたらイリアンジャヤということで、まぁあそこあたりから来るので、こういった地味目のやつといえばオセアニカなのかなぁ。Copeia の Beckon (1992) あたりを読めばいいんでしょうね。ボラクスよりオセアニアカの方が海洋浪漫を感じさせるのです。

Gehyra sp.

 見るからに特徴のない、いたって普通の「かべちょろ」なんですが、普通なのにどこか普通じゃないというところが、この手のカベチョロ好きにはたまらんのです…と思う。だって、オンナダケヤモリと同属ですよ。この肌の質感、きめの細かさ、むっちりしたボディ。

Gehyra sp.

会場を一緒に回ってたリンク先の acraeoides さんに見せると「うん…ヤモリですね…良いじゃないですか」と言ってましたが、もうムリムリな感想でした。そりゃ、ヤモリですわい、笑。でも大丈夫です、貴方の偏愛する蝶の一部には僕も「あぁ…蝶じゃないですか」としか言えませんもの。趣味の世界ってそういうもんです。

(使用カメラ:OLYMPUS E-620)
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テーマ:生き物の写真 - ジャンル:写真

  1. 2010/05/27(木) 23:35:22|
  2. ヤモリ Geckos
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九レプ

ニシアフリカトカゲモドキ

Hemitheconyx caudicinctus

九州レプタイルフェスタ http://q-rep.net/

行きまーす。前夜祭から参加しまーす。

(使用カメラ:LUMIX DMC-FZ50)

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  1. 2010/05/22(土) 01:06:49|
  2. トカゲモドキ Eyelash Geckos
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Climbing boy 2

クロイワトカゲモドキ

クロイワトカゲモドキ Goniurosaurus kuroiwae kuroiwae

※ 沖縄県指定天然記念物

なんか、だいぶ前に載せたものの別カット。

ネタがないわけじゃありませんが、モノ書く気力が…はぁ、山に行きたい。

(使用カメラ:LUMIX DMC-FZ50)

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  1. 2010/05/20(木) 20:40:34|
  2. トカゲモドキ Eyelash Geckos
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ブタンタン焼失

Agkistrodon taylori

Agkistrodon taylori

先ほど知ったんですが、かのブラジル・サンパウロのブタンタン研究所の一部が火災に見舞われたようです。

 僕がかの研究所の存在を知ったのは、小林照幸氏の「完本 毒蛇」という非常に素晴らしいノンフィクション小説の中でした。この本は、ハブの血清研究にその生涯を投じられた元・スネークセンター所長の沢井芳男先生にスポットを当てた半ば伝記的読み物ですが、その作中に出てくる毒蛇たちの(良くも悪くも)生き生きした描写には、本当の蛇好きならば、強い憧憬を覚えずにはいられない感動的な読み物であります。その中で、沢井先生は毒蛇研究の最先端を行く(おそらく現時点でもですが)、ブタンタン研究所に訪れ、当時の所長キーガン氏とのとんでもない対面をいたします。キーガン氏は毒蛇愛にあふれる御仁で、特にキングコブラに対して並々ならぬ情熱を注がれていたようで、娘にその種小名を宛がう程の(キングコブラの学名はOphiophagus hannah)素敵パーソンでございます。キーガン氏は研究所の前身となるサーペンタリウムなるヘビ類の飼育展示および研究施設の発展に寄与され、当時から今に至るまで、日常生活に多大な負荷を与えているブラジルの毒生物の研究に先進的な道筋を示した立役者であります。当然サーペンタリムも、ただ毒蛇の恐ろしさ、禍々しさを伝えるだけでなく、蛇の持つ生物的な美しさを伝えたり、建設的に人類がこうした自然にどう向き合っていくかを模索するような素晴らしい施設であったようです。
 そんな物語を読んで以来、僕もブタンタン研究所には強い憧憬を抱いていたのですが、幸いなことに3年前に国際会議でブラジルに渡り、当研究所へと訪問できる機会に恵まれました。噂に違わず研究所は素敵な施設で、長年の夢が一つ叶った瞬間でもありました。まぁ、その時の様子は前にビバリウムガイドに書いたんで、読んでくださいませ。

Agkistrodon taylori

 とまぁ、そんな研究所が今回思わぬ形で世間に出たわけで、ニュースでも伝えておりましたが、その焼失というのは世界的な損失だったわけです。

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  1. 2010/05/17(月) 22:39:44|
  2. クサリヘビ Vipers
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役に立つ

オキナワシリケンイモリ Cynops ensicauda ensicauda とオキナワウスカワマイマイ Acusta despecta

オキナワシリケンイモリ


オキナワシリケンイモリ

この後、マイマイは無事逃げおおせてました。セダカヘビやらマドボタルやらカタツムリのプロフェッショナルを見慣れているせいか、蓋のないマイマイ連中は駄目だなぁと思っていましたが、初めて殻が役に立ってるとこを見ました。

(使用カメラ:OLYMPUS E-620)

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  1. 2010/05/15(土) 18:16:10|
  2. イモリ Newts
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成長過程

Marmorosphax tricolor
ニューカレドニア、コギ山にて

Marmorosphax tricolor

Marmorosphax tricolor

Marmorosphax tricolor

 ニューギニアのスキンクの中では、比較的大型で、見栄えのするこのトカゲは、湿潤な森林でよく目につく。目が割合大きく、首が太い。東南アジアの Sphenomorphis に似たような姿をしたトカゲが何種かいる。僕は以前ボルネオに行った時、S. haasi だかを撮影して知人のスキンク好きに見せたら、知人はえらくそのスキンクを褒めていた。同じように、本種もまたスキンク好きには称賛されると思う。ただし、どちらも分布域においての持ち出しの規制が厳しく、ペットとして流通することはまずないだろうが。
 森ではこいつに混じってリゴソマやスベトカゲみたいなちっこい NannoscincusCaledoniscincus がちょろちょろと林床を走り回っていた。

Marmorosphax tricolor

 M. tricolor はその名の通り、幼体時の色とりどりな体色が美しい。しかし、成長に伴いその色味は薄れ、3枚目のような渋いトカゲに育つ。1,2,3枚と各成長段階を載せたが、種小名に合い、一般的な世間の美しさの評価の支持が得られやすいのは、この幼体時だろう。逆に生粋のスキンクマニアは、3枚目の成体に魅かれるかもしれない。

(使用カメラ:OLYMPUS E-620)

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  1. 2010/05/13(木) 23:45:07|
  2. トカゲ Lizards
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Elaphe carinata carinata

Elaphe carinata carinata

チュウゴクシュウダ Elaphe carinata carinata



(使用カメラ:LUMIX DMC-FZ50)

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  1. 2010/05/13(木) 00:07:38|
  2. ナミヘビ(外産) Colubridae (Other region)
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NO Protobothrops, NO LIFE

ホンハブ

ホンハブ Protobothrops flavoviridis

(使用カメラ:LUMIX DMC-FZ50)

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  1. 2010/05/08(土) 17:59:16|
  2. ホンハブ Protobothrops flavoviridis
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Baphomet

Boa constrictor imperator

Boa constrictor imperator


Boa constrictor imperator


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  1. 2010/05/06(木) 23:01:51|
  2. ボア・パイソン Boas and Pythons
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リクウズムシの1種

リクウズムシの1種

リクウズムシの1種

 「クメハイモドキ!」とか見つけた瞬間思いました、笑。

 ニューカレドニアの森で、散々雨が降った後の林床を這っておったリクウズムシの1種。クリーム色の地色に黒い筋が明瞭に入り、頭部は赤く染め分けられています。頭部には複数眼点が確認出来、日本にも帰化しているニューギニアヤリガタリクウズムシとは異なるタクソンのようです。沖縄県の杉本さんに聞いたけど忘れてしまいました、汗。

リクウズムシの1種

 なんとなく。ヌラヌラ動くのを見ていて、「寄生獣」の寄生前のミギーみたい!と思いました。

 更新遅くなります、とか言ってたのにサクサクしてますね、あはは。

(使用カメラ:OLYMPUSE-620)

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  1. 2010/05/05(水) 23:00:25|
  2. 蟲 Invertebrates
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ババイヤモリ

Bavayia sauvagii

ソバージュババイヤモリ Bavayia sauvagii

 こんなもの日本には入ってきたことないだろうと思っていると、古いアクアライフを漁っていたら、新着紹介に本種と思わしきものが出ていた。1998年の10月号の記事だが、今はなき(?)グリフォンがオビババイヤモリ B. cyclura のインボイスで本種と思われる幼体を輸入していた。同定は千石氏が行い、記事も書いているのだが、写真からの同定のみで現物を検分したわけではないようなので、実際のところオビであった可能性もある。

 この属は似たような種が複数存在し、識別点としては拇指の形状など、趾の細かな形質を見なければならない。体型や斑紋でもある程度あたりは付けられるが、中間的な個体や幼体などでは判断はやや難しいように思う。ソバージュの場合、千石氏の解説では本種の特徴として、拇指の爪が趾下薄板の二分していない部分から生えていることをあげている。

Bavayia sauvagii

 ニューカレドニアの爬虫類に関する図鑑は Aaron M. Bauer氏の「The Herpetofauna of New Caledonia」が網羅的で、それぞれの種のDiagnosisもまとめられていて重宝する。著者の方は、昔琉球大学で行われたシンポジウムにもいらしていたとか。

撮影場所:ニューカレドニア、コギ山

(使用カメラ:OLYMPUS E-620)

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  1. 2010/05/04(火) 13:58:39|
  2. ヤモリ Geckos
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バタバタ

タイコブラ

タイコブラ Naja kaouthia

チトチト、バタバタしているので、更新が遅くなりやす。

(使用カメラ:LUMIX FZ-50)

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  1. 2010/05/03(月) 22:09:07|
  2. コブラ Elapidae
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プロフィール

アダシノレン

Author:アダシノレン
ノーダリニッチ島へ

修士[理学]


Mail : アルファベット小文字で,b.candidus@gmail.com



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写真の無断使用された場合、使用料を別途請求いたします。


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: OLYMPUS E-3

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