
オンナダケヤモリ
Gehyra mutilata は名前からしてそうだが、何となく艶かしいヤモリだ。最も「オンナダケ」とは国内で最初に発見された場所、恩納岳にちなんだもので女しかいねぇという意味ではないのだが。

フトオヤモリ
Gehyra 属だけあって、その肌感は繊細で瑞々しい。明色時には脊椎が透けるほど薄い皮をしている。

逆に生まれたての子供の方がしっかりした色彩と斑紋を持っている。こうして見ると親と子でまるで別のヤモリに見える。
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- 2008/08/08(金) 15:54:24|
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暴挙である。
調査ですっかり昼夜逆転の体になってしまったため、一日中起きて時差ボケを直そうとしている僕は、今日クロイワトカゲモドキを撮りにフィールドへ出かけた。とりあえず出たトカゲモドキは全て写真に収め、かつ全部をブログにアップしてやろうと思った。そんな作業をウヘヘとやってりゃあ一日なんてあっという間で、時差ボケなんざすぐに直る。
フィールドは南部の近場の森に出かけたのだが、2時間もしないで18匹のトカゲモドキが現れた。歩きでそう広くも無い場所だったのに18匹は写真撮る側からしたらちょっと多い。4,5匹でいいや、と思っていたが最初に「全部撮って全部載せる」と決意してしまったので、もうそうするしかない。
というわけで、しばしトカゲモドキの饗宴が続きます。

森に着いて10分もしないうちに切り株の上にちょこんと最初のトカゲモドキが出て、続いて同じ場所に2匹落ちていた。こいつはそのうちの1匹で、まだ若く南部特有のストライプがハッキリしている。

同じ場所にいた1匹は、中ぐらいの再生尾。腕の模様が鮮明で何かおしゃれ。

木の根元にはプリッとした完全尾の個体。写真はなるだけ見つけたときのままの姿勢で撮ろうとはするのだが、半分くらいは向こうが先に気づきダダダッと逃げ出してしまう。急いで回り込んで写真を撮るのだが、思いのほか速く、ゴキブリの様な速度で逃げ去ってしまう。まぁスタミナがないのでダッシュしてもすぐ止まってくれるし、半分はじっと動かないでいてくれるのだが、動いた個体の姿勢はやはりどこか不自然でしっくりこない。

中には岩場の隙間などにいたりして、こうした個体だとそっと逃げないように遠目に撮るしかない。この先普段なら載せないような写真も連発するが、最初に掲げた公約通り全部載せる。でも、いちお1個体につき1枚。

今まさに穴に逃げ帰らんとする個体。結構小さな穴でもするっと入っていってしまう。

不思議な色合いと乱れた模様がヨスジホソユビヤモリ
Cyrtodactylus quadrivirgatus を髣髴させる。

ちっちゃな個体もいる。ハッチリングにしてはまだ時期が早いだろうし、大きさも異なると思われるのでおそらく生後1年目くらいの個体だろう。チビの癖に顔が大人びていて可愛くはない、笑。最も真っ暗にしておいて虹彩を開かせた写真ならばもっと可愛らしくも撮れるだろうが。

がっつり再生尾の個体。このあたりからストロボの電池が無くなりだして、撮れたり撮れなかったりしだす。代えの電池を持ってきていなかったので、以後1個体につき2枚程度しかストロボを使った写真が撮れなくなった。

何てない写真だが、美人に写ったので割と好き。結構小さい個体だったし。

本格的にストロボが死にだしたので、久しぶりに懐中電灯撮影なぞ。なんだか久々。ストロボを持ってなかった頃には全てコレで撮っていたのに、最近ではもう打ち捨てていたよぅ。

岩の上の個体。なんだかこのヤモリは目立つところで無駄にポーズつけているよな。

正面顔はなんだか極悪に。

これもわけの分らない格好でジッとしていて面白かったが、ストロボ末期のためこんなんしか撮れず。

この優しい顔した(おそらく)母は水場の近くで撮影。水でも飲みに来たのかな。

わぁ、ヒドイ。犬みたいだし、ピント合ってないし。でもコイツに関してはこれしか撮っていない…公約が…

これも斑っちい模様が面白い個体だが、光のまわし方が駄目っす。

そして、最後に現れた個体。すぐさま草むらに逃げ込み、そしてストロボはウンともスンとも言わなくなった。それでも載せるは公約のため…
以上トカゲモドキ特集でした。あぁ夜明けだ。
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- 2008/07/08(火) 05:21:50|
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ヤンバルの森で、足元を駆け抜けるちっちゃな影はトカゲモドキ

倒木の側に佇んでいるのもトカゲモドキ

ヤンバルではそんなに珍しいイキモノではないかもしれない。でも、ここでしか見られないイキモノでもある。

数十年先も、ヤンバルに訪れた際には変わらない元気な姿で出てきて欲しい。そして、見つけた時には同行者にそっと教える
「トカゲモドキいるよ」って。
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- 2008/06/20(金) 06:04:13|
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ここ最近野外のトカゲモドキばかり撮っていたら、うちにいるヒョウモンにも写真欲が湧いてきた。こいつらはペット業界ではすでに野生を取り払っているような種類だが、そんな種の現地を想像するのは中々に困難だ。写真の個体はワイルドという事で2年前に購入した個体だが、雰囲気からパンジャブ
Eublepharis macularis macularisではないかと思われる。
こういうご時勢にワイルドなどという意見もあろうが、昔から(といっても僕は爬虫類をはじめて高々十数年だが)爬虫類を飼育していると、特にヒョウモンなど原種が見られなくなるのはちょっとした寂しさがある。ヒョウモンが無いヒョウモンは僕にとってヒョウモンでなく、最早レオパという別のトカゲなのだ。
改良品種はペットとしては優秀だが、やはり元を知っていると最終的に手元に残るのは僕の場合原種である。というわけで、原種の持つワイルドな雰囲気をかもし出すべく、レイアウトしてみたが、おそらく本種はこんな砂砂したところには棲んでない。それでも、こうして岩の隙間から外を伺うことはあるかもしれない。

そして、夜の帳が降りればソロソロと外に出てきて餌を探すだろう。

CB化が進めば顔付きが丸みを帯び、優しくなってくるが、こいつはまだ精悍な顔をしていると思う。数年前ワイルド親のF1アフガンがHBMで売られていたが、さすがワイルドの第一世代目でアフガンということもあり顔つきは精悍そのものだった。

今回は室内で、砂をまき、野性っぽくしたレイアウトで撮ったが、ヒョウモントカゲモドキは野外では撮影しないようにしている。それは寄生虫蔓延防止のためで、ヒョウモンは高頻度でクリプトスポリジウムという原虫を保有しており、この原虫は在来のトカゲモドキに甚大なダメージを与える事がわかっている。特に僕は沖縄在住なので、なるべくヒョウモン関係のゴミは個別にビニールにまとめ焼却するようにしている。
こういうことをしていても杞憂だったりする場合もあるが、社会的に認知されている事柄で、自分がそれに関わるものならなるだけ波風立てずに従うべきで、リスクが伴う行動は避けるように努力する。そうでなくても今のご時勢外国産爬虫類を飼育することは肩身が狭くなっていっているのだから、自分達で気をつけられることは殊更神経質になってもいいと思う。なにより在来のトカゲモドキが見られなくなってしまうのが一番辛い。
なら、ヒョウモン飼うなって話だが、中々そこまで達観は出来ず、ずるずる欲望に従ってしまう。
- 2008/05/14(水) 07:01:00|
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タカラヤモリは今のところ宝島と小島でしか見つかっていない超!島嶼固有種で、近くにある小宝島には系統的にやや離れたアマミヤモリが生息している。タカラヤモリはどうもヤクヤモリと近縁らしく、一方のアマミヤモリはオキナワヤモリに近縁という。隠蔽種ばっかりで理解し難いが、そのうち一般にも種として認識されるだろう。
隠蔽種ヤモラーズの中でも本種は結構形態的に差があり、パッと見で唇(上唇板周囲)が黄色い。写真の個体の様に暗色時にそれは顕著であるが、白っちくなった時もそれなりに黄色い。中々この様な色彩は日本の
Gekko属では無いため、エキゾティックさがなんともそそる。

宝島にしかいない本種だが、現地ではうようよいて、この様にトカラハブの幼蛇の良い餌となっているようだ。

2番目の写真ではわかりにくいが、この様に横から見ると黄色唇。なんとなくどっちも笑っているように見えるが、文字通りヤモリは死ぬ程真剣に抵抗している。

白バックにて。

結構攻撃的で、掴めば激しく噛み付く。ちょいちょい体を突いても口を開け威嚇してくる。
Gekko属のヤモリって気が荒いのが多い気がする。キングオブゲッコーのトッケイは言わずもがなだが、ニホンヤモリも掴めば噛む。逆にホオグロヤモリやオンナダケヤモリはあまり噛み付いてこない印象がある。
僕がトカラに出かけている間、宝島産の爬虫類がペットショップに出回っていたようだが、この件に関して僕は一切関係ないことをお断りしておく。本種の様な超固有種が大量に安価で商業流通するのはどうかと思うが、今回の様にたまーにちょこちょこ出回るのはまぁアリかとは思う。それなりの価格帯にも設定してあるようだし、ほんとに好きな人が大事に飼うだろう。それによって将来的にCBが流通していくことを願ってしまう。
- 2008/05/13(火) 19:38:54|
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