
最近矢鱈とフィールド写真ばかり続いたので、久々に僕が飼っていた生物なぞ。
アカメカブトトカゲ
Tribolonotus gracilis は今でこそポピュラーなスキンクの1種であるが、BIBLEや800種図鑑が発行されていた年代ではかなりマニアックで、流通量の少ないトカゲだった。とは言っても僕がこうした外国産の爬虫類を飼いだしたのは小学校の頃だったので、今から考えても10年ちょっと前に過ぎない。もっと古くからの方々は小学館の古いほうの図鑑で巻末に載っていた切手を見て身もだえしたことだろう。
僕が本種を初めて飼ったのは高校3年の時で、受験の下見と称して東京の爬虫類ショップに訪れ、ここぞとばかしに今は無きグリフォンでゲットした。当時大分安くなったとはいえ、それでも数万したと記憶している。おかげで東京訪問中はまるでお金がなくなり、レゲエの方々みたいな生活を余儀なくされた。
上の写真はその後東京に移り住み、2代目を購入した時に撮った写真だったと思う。「アユはぶれない」みたいな当時の激安デジカメで撮ったものだから色はメチャクチャで、とりあえずピントは合っているのが救いか。しかし、その頃は写真なんざほとんど興味が無かったため、こんな写真でもかなり満足していた記憶がある。ちなみに最初のグリフォンで飼った個体は、浪人中世話が出来なかったため知人に譲った。
僕が買った個体はどちらも最初から状態が良かったためか、非常に簡単に飼育でき、ピンセットからも餌をとるし、産卵もしていた。ただ、写真の2代目の個体は僕が調査旅行に出かけている間預けていた知人宅でひっそりと息を引き取っていた。
今の生活スタイルでは中々本種の様なトカゲは手が出せないが、いつかまた飼育して写真を撮ってみたいトカゲである。

ナイトアノール
Anolis equestris も昔から憧れていたトカゲで、実家の福岡ではまるで売っていなかったので、本種もまた東京に渡ってから飼ったトカゲである。美しさと飼育のしやすさが見事に調和されたトカゲで、当時あまり人気が無かったのが不思議なくらいであった。少々気が荒い面はあるもののハンドリングできなくはないし、餌もピンセットから良く食べる。おまけにアノールというか樹上性トカゲにしては動きが矢鱈と遅く、非常に扱いやすかった印象がある。
しかし、そんな素晴らしいトカゲも今では特定外来種入りしてしまい、飼育は不可能になってしまった。この個体は僕が沖縄に引っ越した時に、頼んでおいた梱包ミスで不幸な事故に合い死んでしまった。特定入りしなければまた飼育したいトカゲであったが、もう手に入らないのだと思うとつくづくあの事故が悔やまれる。

クレス
Rhacodactylus ciliatus は実家にいた頃、つまり高校生の頃に飼ったもので、当時はまだ比較的高価なヤモリだった。高校生の僕にそんな高価なヤモリが買えたのは、行きつけのショップの親父の粋な計らいで下取りで入ったペアをなんかメチャクチャ安く、分割で売ってくれたからだった。この個体も実は沖縄へ来る際アノールと同じ事故に巻き込まれて死んでしまったわけだが、片割れ(写真の個体は雄)はまだ生きていて、連れの下で元気に生きている。僕が買ってきて8年くらい生きているわけだが、買ってきた当時からアダルトサイズだったのを考えると10年くらいは生きているのかもしれない。
最近では安くもなったし、数もようけ出るヤモリであるが、カベチョロとしては正にコレを飼わずして何を飼うといった王道ヤモリなのである。
遺影ばかり続くのも何なんで、最後はうちでしぶとく生きているラフネックモニター
Varanus rudicolis 。全モニターの中でも最も異様なフォルムをしているであろう本種は、大学に入ってからすぐに飼ったモニターであり、僕の初モニターであった。兎に角モニターを飼うならまず本種と決めていたので、入手した時はほんとうに嬉しかった。数件のショップを梯子し、選んだコイツはなんともぐうたらなモニターで餌を食うか寝るかしかしない無芸大食健康児童であった。今もうちの部屋でダラダラ寝ては、たまに僕の動きに反応して寝そべったままペロペロと舌を出している。
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- 2008/08/10(日) 19:34:07|
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台風やら波の関係やらで、結局小宝島へ渡るのが延びに延びて今日となってしまいました。というわけで、今夜出発いたします。帰りは8月の3日でございます。
それはそうと、僕の撮ったサキシマキノボリトカゲ
Japalura polygonata ishigakiensis のおさしんが外国の図鑑に使われるかもしれません。どういったものになるのか想像つかないですが、ちょっと楽しみ。
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- 2008/07/30(水) 11:30:21|
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ボルネオモリドラゴン
Gonocephalus bornensis.
恐らく本種だと思うのだが、断定はできない。それにしても種小名に産地を冠するのはやはりナンセンスで、ボルネオにはこれのほかに多くのモリドラゴンが生息している。また、旅行のガイドブックやボルネオを対象とした写真集などで、よくモリドラゴンは登場するが、前者はまだしも後者でこのトカゲを「ゴノケファルストカゲ」などと称しているのをたまに見かけるが、これもナンセンスと言えよう。すでに
Gonocephalus 属にはモリドラゴンという和名が提唱されているのだから無理矢理属名を和名にする必要はないのだ。
写真の個体はまだ幼体で、体に対する眼の比率が著しく大きい。こいつはゴマントン洞窟へ向かう途中で、トレイルの近くの枝に掴まっていたもの。

英名でLitter Skinkと呼ばれる
Sphenomorphus 属は分類のゴミ箱的扱いを受けているグループらしく、あまりこのグループに詳しくないので写真の個体が何なのかは詳しく分らないが、手元のフィールドガイドなぞ眺めて
Sphenomorphus haasi なのではないかなぁと思っている。英名のLitterが示すように、林床のリッター層を活動場所にしているトカゲで、森を歩いていると落ち葉の堆積した場所から走り出る。日本で言えばスベトカゲやヘリグロヒメトカゲの様なポジションにいるトカゲだろうが、こいつはそれらよりもやや活動的なようだ。無闇に大きな瞳が愛らしい。こんな顔して恐らくこれは成体サイズ。

トビトカゲは森を歩いていると良く見るトカゲの一つだが、近づくのは中々難しい。こいつはこちらに気づいていないのか、あまり逃げずギリギリまで近づかせて貰えた。最も僕が近づいて写真を撮ったため、その後すぐに逃走し、他の同行者からはブーイングを受けたが。

種類は恐らくイツスジトビトカゲ
Draco quinquefasciatus で、トビトカゲの中でも大型の部類に入る種類である。
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- 2008/06/16(月) 17:56:55|
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