
マングローブモニターはオセアニアやインドネシアの島々に分布する中型の美しいモニター。大きすぎず小さすぎないサイズは魅力的だが、やや臆病な面があり、それゆえ咬みつくこともしばしばある。何故か咬まないモニターとして記述される場合があるが、それを信じてワイルドの個体を扱うことは危険である。樹上性傾向も強く、爪は鋭い。あまりペット的に付き合う生物でなく、観賞用としたほうが良いトカゲだと思う。ネシアンモニターとしては安価な部類であるが、安価というだけで安易に飼うのはオススメできない。まぁ生物を飼う場合は値段なぞに惑わされないようにすべきであるが、値段というのはしばし目を眩ませる。
そして、売られている安価な爬虫類は時に値段とまるで釣りあわないものも存在する。モニターではナイルやサルバトール(基亜種)がそれにあたり、数千円から1万程度の価格帯のものにしては、前者に関しては気が荒すぎるし、後者にしてはやや大きくなりすぎる。別に安いから良くないということはないが、安価な値段が敷居を低くし「何となく飼ってみよう」という層を増加させる可能性がある。

ちなみにこの個体は僕がお金を出して買ったものではなく、実は宮崎県で捕獲された個体を引き取ったもの。むこうでハメる場所がなかったため知り合いのツテで僕が貰い受ける事となった。たまたま逃げ出したものかもしれないし、無責任に遺棄したものかもしれない。しかし、いずれにせよ野外で捕まる個体と言うのは総じて安価な場合が多い。それは安価さゆえ設備が適当になり、脱出に関する意識を低下させているということもあるだろう。
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- 2008/06/21(土) 19:31:32|
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オオトカゲつながりで、2年前ボルネオで撮ったミズオオトカゲ
Varanus. s. salvator 。生息域では人とこのイキモノの距離は近い。同じ分布域には前出したザラクビオオトカゲ
V. rudicollis やデュメリルオオトカゲ
V. dumerili もいるようだが、こちらは森の奥に引っ込んでる上にかなり臆病なので、滅多に見ることはないらしい。それを見つけてきて、さらに捕まえて僕達の手元に届くというのはすごい事だなぁとしみじみ思う。

ミズオオトカゲはその名の通り、水際で良く見られ、リバークルーズなどのツアーに参加すれば1日で5,6個体は普通に見れるだろう。中には観光客慣れしている奴もいて、写真の個体はフラフラと泳ぎながらボートの側までやってきた。このときは何としてでも捕まえてやろうと思ったわけだが、先日SVLが1mにも満たないオオトカゲに咬まれて一人じゃ対処できない怪我をしたわけで、こんなサイズのオオトカゲに対し素手で挑むのがいかに危険かと改めて思う。
とりあえず本気で捕まえようと思ったら厚手の上着に皮手袋は必須だろう。それでも咬まれればとんでもない怪我を負うだろうが。

この個体は漁場で漁師が残した魚屑を漁っていた。近づくとメンドクサそうに水に入るが、暫くするとまた戻っている。サイズ的にはペットショップなんかでみるものの最大級の大きさだとおもうが、このトカゲは普通にこれ以上大きくなる。

ミズオオトカゲは確かにオオトカゲとしては大人しいし、比較的「馴れる」爬虫類かもしれないが、もしもの事故を考えた場合、イグアナと同様万人がペット的に飼える生き物ではないとも思う。
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- 2008/06/09(月) 17:22:42|
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Varanus の中でもラフネックモニターことザラクビオオトカゲ
Varanus rudicollis は異彩を放っている。その面相はまさに異形。飼育していると割かし可愛らしい動作もするし、馴れやすいモニターだが、一度ファインダーを通すと異形な何かに変わっている。

鼻孔の盛り上がりの甚だしさはロックモニターやクロコダイルモニターでも見られるが、ラフネックの場合やはり目が異様なのだ。顔のパーツとしてある目が、他のパーツを差し置いて存在を主張し、意志の疎通を拒絶する。

ラフネックに比べたらトリカラーモニターことセグロオオトカゲ
Varanus yuwonoi は随分端正な顔をしている。どことなく知性も感じられ、話はこちらの方が通じそうだ。

しかし、それは同時にこちらの存在を明瞭に認識しているということで、敵意をむき出しにした場合、撮影者にとってそれは危険な存在となりうる。

僕自身初めてオオトカゲに咬まれたのだが、正に油断で、逃げるだろうと想定していたトリカラーが予期せぬ攻撃に出て、見事僕の腕は4針縫うハメになってしまった。今回の事を教訓にもう咬まれないよう、また咬まれても被害が大きくならないようせめて皮手袋くらいは装着して今後の撮影には望もうと思う。
- 2008/06/09(月) 01:14:15|
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