
アマミハナサキガエル
Odorrana amamiensis撮影地:奄美大島 宇検村
やっぱし、奄美かなぁー
「有頂天家族」の続編面白い。面白きことは良いことなり。
- 2015/03/20(金) 22:00:15|
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ウデナガガエルの1種
Leptobrachium abbotti撮影地:ボルネオ ポーリーン
妖精のように愛らしい。
ツイッギーの様なプロポーションで、黒真珠のような瞳。

ただし、よくよく見りゃ結構悪い目をしている。コノハガエルに近しい感じの目だ。
特異な形態から、珍しいものに見えるが、現地に行けば割とぽてぽて落ちていた。
- 2015/03/16(月) 22:58:34|
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アマミオアガエル
Rhacophorus viridis amamiensisご無沙汰しております。
南方に行きたい。お金を貯めて梅雨時期には琉球列島のどっかにはいこうと思う。たぶん1泊2日の弾丸になるとは思うが、あんまし目標を決めず、ただ悠々と南の雰囲気に癒されつつハブを探そう。ハブ運とは邪気を無くした時に訪れるものだ。
さて、最近小生の子飼いの一人がムカデに心酔しているが、小生も沖縄在住のころ、やんばるでドでかい翡翠色をしたオオムカデを見てからあのムカデは何なのかと気になっていた。それはもうのんびりした気持ちで森の中を逍遥し、優雅に倒木を持ち上げると、異国の人間のいちもつが如き野太いオオムカデが現出したとあっては驚くなというほうが土台無理な話である。おまけに翡翠色である。雅な事この上ない。
調べてみると、沖縄にいるこのオオムカデは、ひとまずの形としては
Scolopendra subspinipesの亜種のひとつとされ、琉球列島から東南アジア、中国、インドまでとべらぼうに広い分布域にいる
S. s. dehaaniとしている。もう1亜種、
S. s. subspinipesも沖縄には分布しているとしており、これが所謂トビズムカデとされる。ただし、
Scolopendra subspinipes種群の中にはトビズとされるもの(アカズと言う場合もあるみたいね)がもう1亜種おり、それは
S. s. multidensとされ、これはsubspinipes亜種でなく、独立種として
S. multidensとされることもあるようだ。これには異論もあり、Schileyko(2007)は
Scolopendra subspinipesの一つのフォームであるとしている。
というわけで、日本には
Scolopendra subspinipes種群が4亜種いると。和名と対応させると以下のように。
トビズムカデ
Scolopendra s. subspinipesトビズムカデもしくはアカズ
Scolopendra s. multidens ※もしくは独立種の
S. multidens翡翠素敵ムカデ
S. s. dehaaniアオズムカデ
S. s. japonica あとこれにソコロペンドラではタイワンオオムカデ
Scolopendra morsitansってのがいて、これはおそらく八重山で最もポピュラーに見つかるあいつだろう。
上記を踏まえて
Scolopendra subspinipes種群を考えるとそれぞれの亜種の分布を考えなければならない。それぞれべらぼうに分布域が広いから、海外はこの場合頭から外すとして、琉球列島で分布域が被ることが多く、沖縄本島に絞ると、この島にはトビズ、アカズ、翡翠、アオズの4亜種がすべていることになるみたいだ。分布域がダダ被りしているので、これは亜種認定そもそもがおかしくなってくる気がする。しかも、これら亜種の原記載のタイプ産地の多くが海外で、日本の島嶼群を含めた個体群の統括的な比較をして記載しているとは、たぶん言い難い。
だから、沖縄のはちげーよ、とか、全部一緒といってもそもそも雑すぎる議論なんだろうなぁと思う。小生自体スプリッター気質ではないけれど、現地で生でムカデたちを見ていると、たぶんそれぞれ独立種で、島嶼事とかに記載できるレベルなのかもしれない。以前沖縄で居た研究室にハンガリーのヤスデ研究者が来訪し、沖縄諸島の多足類を調べており、「未記載ばっかりだ」と言っていたがまぁそんなところだろう。
これらの多足類を研究する人間自体が少ないようだが、それでも最近はLewis(2010)やKronmüller(2012)みたいなレビューが出ているみたいだし、調べていけば体系は解るようだ。実際、Lewis(2010)のレビューは便利なので参考にしたほうがいい。あとは、標本集めて、タイプと比較して、ついでに分子もやってという猛者が現れるまで、このムカデたちの分類は静観すべきに思う。

やんばるにて。
というわけで、素敵翡翠百足だが、これはほかのムカデと間違えない、と思う。色彩では多少の個体差があると思うが、こいつの持つ高貴さ、アトモスフィアーは独特だ。素敵ヒスイムカデなんて呼んでるが、個人的にはこのムカデは小生が敬愛する御波布様に倣って「ハブムカデ」と呼称したい。
やんばるで出会える確率はホンハブより低く、主に大雨の降る晩に夜道に出歩かれる。それ以外の晩は、信奉者は足繁く聖地に通うことで、渓流沿いで獲物を求め、時に潜水し、時に登木するアクティブな御姿を垣間見ることができるだろう。かなり水環境に依存しているような印象を受けるムカデだ。
これに似たムカデは久米島や渡嘉敷のような離島の渓流でも見られたが、本島で見られるハブムカデとはやや趣が異なる。それぞれ、クメハブムカデ、トカシキハブムカデと呼んでおこう。沖縄諸島の生き物の多くは遺存固有的で、このハブムカデもそうしたものかと思っていると、八重山でも似たようなムカデが見られている。もちろん、他人の空似で系統的には違うかもしれないが、今後オオムカデについては様々な角度で研究する余地が残されているのだろう。

やんばるにて。トビズムカデ。上のハブムカデとほぼ同じ場所で撮影。
Lewis, J. G. E. 2010. A key and annotated list of the Scolopendra species of the Old World with a reappraisal of Arthrorhabdus (Chilopoda: Scolopendromorpha:Scolopendridae). International Journal of Myriapodology 3 (2010): 83-122.
- 2015/03/14(土) 17:17:18|
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ドップラーガエル
Rana signata撮影地:ボルネオ島 サラワク州ミリ
「Ⅲ月紀」さんのとこでこう命名していたので、ドップラーガエルを採用。爬虫両生類業界ではキボシナガレガエルが一般的だが、確かにひねりはない。流蛙という名は風情を感じるが。
こんな美麗なカエルだが、ペット業界の評価は低く、安価で結構雑に扱われる。尤も小型のアカガエル系はそうした扱いが多いが。深山の渓谷に居るもんと思っていたが、割と池の近くの小滝なんかにワラワラいる。雰囲気としてはリュウキュウカジカか。兎に角、ぴょこぴょこ、キョキョキョとかわいらしい。
テーマ:生き物の写真 - ジャンル:写真
- 2013/09/05(木) 16:09:01|
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