
さて、明日というか今日の午後から八重山調査。2週間ほどブログはお休み。
現地では大体1日の3分の1くらいは海に潜っているのだが、あまり海中でウツボには会うことができず、もっぱらウミヘビの胃の中からまだ生きているのを見たことがないウツボたちと対面している。これまでにウミヘビの胃から出てきたウツボは全部で7種か8種。謎のキカイウツボがあったり、巨大なゼブラウツボだったり、欲しいなぁと思っているワカウツボだったり。特にミナミウツボはこれまで結構出ているのだが、実際海の中で出くわした事はなく、ショップにもあまり出回らない種であるので、生きたものはまだ見たことがない。
地味ながらGymnothorax らしい(と僕は思っている)精悍な顔つきは中々魅力的。半分以上消化されトロけかかっているものはシンジュウツボとの区別が難しいが。

ハワイウツボなんかはシュノーケリングではまず見られない水深にいるであろうから、水槽で楽しむだけ。

サビウツボは沖縄ではそこかしこの浅海域でも見られるが、ユリウツボとなると内地に行かなければ見れないだろう。それにしてもウツボという奴らは外見に反して平和主義というか、属をまたぐ複数種の混泳にもほとんど問題ない場合が多い。国内の数少ない飼育情報から、どうやらグリーンモーレイだけは水槽内において他者の存在を許さないらしいが、その他の種で性格が問題となって混泳が維持できなくなったという話は聞かない。
うちの水槽には7匹のウツボがいるが、一番大きなコケウツボは一番小さなシマアラシウツボの全長だけでも2倍以上はある。体積にしたらそれをはるかに上回るだろう。それでも両者関わる事無く仲良く泳いでいる。調査に行く前におやつと称して入れておいたスズメダイやらカエルウオは必ず帰ってくるといなくなっているのだが、小さなウツボが襲われたことは未だにない。

スカンクシュリンプなんかは結構ウツボたちの間では評判の働き者だったが、これも調査から帰ってくるといなくなっていた。

というわけで、この水槽にはウツボ以外の魚はいないと思っていたら、岩陰にかなり前に採集したタナバタウオが隠れていた。他にはケブカガニが岩の下でモサモサしてたが、こいつは食われないだろう。夜急に電気をつけると岩の隙間から刺又の様なモニャモニャが伸びていて、見ているとスッーと帰っていった。海水水槽では水槽内UMAがよく現出するが、詳しい人に聞いたらボネリムシとのこと。ボネリって意味がわからない。正体がわかっても、やっぱりよくわからないのが海の謎無脊椎動物たちだ。
- 2008/05/22(木) 05:21:23|
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